貯蓄率
皆さんのご家庭は昨年1年間の数値をすぐ言えるでしょうか?
我が家の貯蓄率は昨年は64%でした
最近はやりのFIRE(Financial Independence Retire Early)、早期リタイアにおいて実は年収よりも大切な指標。その為、もし今ご自身の家庭の貯蓄率をご存じでなければ確認頂くと良いと思います。
貯蓄率の式はとてもシンプル
年間貯蓄率 = (手取り金額 - 年間生活コスト) ÷ 手取り金額
つまり、1年間でどれだけ貯蓄を増やす事が出来るか、その割合を示す指標です。
今回はなぜ、この貯蓄率が大事なのか、そして数値を高めるためのお勧め術を紹介します。

貯蓄率はなぜ大事?

前述のFIREする為の重要は指標として「年間生活コストの25倍」という数値があります。
これは有名な4%ルールというFIREしている方が年間に取り崩す投資金額の逆算の数値。つまり、年間生活コストの25倍の投資元本があればFIRE出来ることを示しています。
そのため、年間生活コストが低ければ、FIREに必要な投資元本が低くて済む。貯蓄率が高いと人というのは低コストで暮らす習慣が身についている人です。
そういう人であれば、お金を無駄遣いしないことから、貯蓄率はFIREを目指す人にとってはもの凄く重要な指針なのです。
生活コストの把握

手取り金額については、源泉徴収をみれば数値がすぐ分かります。
しかしながら、年間の生活コストがいくらかかっているのか、すぐに答えられる人はそこまで多くないはず。
おすすめは家計簿をつける事。特に手間をかけずにできる「マネーフォワード」はおすすめです。
マネーフォワード|家計簿アプリやクラウド会計ソフト (moneyforward.com)
有料版、無料版とあり、無料版は連携できる数が10と限られていたり、過去1年分までしか遡れません。有料版は月500円かかりますが、連携できる銀行・証券会社の数も多く使いやすいです。
目的はコストの把握なので、まだ利用されたことない方は以下の手順で試すのがおすすめ
- マネーフォワードMeの無料版をダウンロード
- 使用するクレジットカード、銀行口座を1つに絞る
- クレジットカード、銀行口座を登録
- 代金支払いは出来るだけ登録しているクレジットカードを利用
- まずは1か月利用してみる
- 3カ月もすれば、概ねの生活コストが把握できる
- 慣れたら続けていき1年分の記録をとる
ここまでやれば大体の生活コストが見えてきます。
支出の見える化の良い所は、無駄遣いの把握と抑制。感覚だけだとお金の動きがつかめません。数値を1か月、3カ月、半年と記録をつけてみていくと、自分が何にお金を使い、そのお金は本当に必要だったのか考える機会ができます。
財形貯蓄、持株会

次に貯蓄率を増やす方法のおすすめ2つを紹介します。
まず1つ目が財形貯蓄
僕は社会人なりたての時から続けています。今は月間5万円、ボーナス40万円積立やっており、年間100万円が貯蓄できます。
財形貯蓄の良い所は、手取りで入金される前に引かれるため、知らぬうちにお金が貯まるところです。どうしても無駄遣いしてしまう性格な人は財形貯蓄をまずやってみることをおすすめします。
2つ目が持株会
これは制度自体があるところ、ないところありますが、ある場合は積極的に活用をおすすめします。
理由は3つ。
- 財形貯蓄同様、手取り前に引かれるので勝手に貯まる仕組みであること
- 自社の業績、動向に興味を持てるようになるから
- 会社が10%割増し等の福利厚生ボーナスをつけてくれるから
特に、2番目については自社の株主になることで、株主向けの資料が届き読めること、そして業績が良ければ配当もあることがモチベーションアップに繋がると思います。
3番目の会社の株式がお得に買える制度であることも魅力の1つ。
もし自社に持ち株会がない、もしくは自社の業績が良くなく持ち株会やりたくないと思っている場合は、クレジットカードを活用した投資信託がおすすめです。
SBI証券、マネックス証券が特におすすめです。なぜかというと毎月のクレジットカード投資により投資額の1%のポイントが貰えるから♪
これらのポイントは多くが投資信託の追加購入に充てることが出来ます。
各社、毎月最大5万円積立できる制度が主流なので、自身の許容範囲で毎月コツコツ積立していきたいものです。おすすめの投資先はインデックス投資!詳細は以下ブログ記事をご参考下さい。
インデックス投資を始めたきっかけ – みるきぃ 身近な投資のおはなし (milky-happylife.com)
ミニマリスト生活

年間の生活コストを把握し、貯蓄率を意識した生活をしていると不思議とお金が以前よりも増えていきます。
それは買い物をする際、無意識に無駄遣いを抑制する力が働くから。服やバッグを買うことを控えたら、貯蓄率が改善され、その分多めにインデックス投資や貯蓄にまわせるな、という思考になっていきます。
僕自身、今はそんな思考なので、無駄遣いする事が多い場所、コンビニや居酒屋に行く機会がずいぶんと減りました。
ただ、たまには友人や職場の人と飲み会にも行きます。ようはバランスが大事。メリハリの利いたお金の使い方を身につけることが出来れば、お金のことで変に悩まず、前向きにお金を使う事が出来ます。
少しでも何かの参考になれば幸いです^^
