投資

住宅ローン 35年、変動金利で借りた理由を説明します

憧れのマイホーム。

コロナで在宅勤務が増えた事もありマイホームを購入される方が増えているようです。

僕も1年前に戸建を購入しました。

賃貸 持ち家 どっちがいいのか? 僕は戸建購入しました!家を賃貸するのか、それとも買うのか?この論争は昔も今も意見は真っ二つに割れどちらが正解という事は無いと思います。 今回は元々賃貸派...

人生で一番大きな買い物と言われる家。

現金で買う人よりもローンで購入される割合の方が多く、僕自身もローンで購入しました。

ローンを組むことで得られるメリット、実際にどのように銀行を選び、決めたのかについてお話します。参考になれば幸いです。

結論、僕は地方銀行から最優遇レートで35年の借入をしました

住宅購入の現状

新型コロナウイルスの影響で企業のテレワーク化が急速に進行し家で在宅ワークが増えた方も多いのではないでしょうか。

【住友不動産販売】コロナ禍で住宅購入の検討促進が増加|一戸建てニュース|一戸建てを売却、査定する (stepon.co.jp)

2020年11月26日の日刊不動産経済通信の記事によると住宅購入の検討が増加しているとの事。在宅ワークの増加が大きく影響しているようです。

戸建とマンションでは、在宅ワークで使える自分の仕事部屋確保もあり、使用面積が広い戸建購入希望者が増加傾向にあるとの事。

 

この1年半で人々の意識、生活スタイルが大きく変わったのは承知の通りです。皆さんの周りにもマイホーム購入された方多いのではないでしょうか。

住宅購入の優遇制度

優遇制度
  1. 住宅ローン減税
  2. すまい給付金
  3. 贈与税非課税制度
  4. グリーン住宅ポイント

各種制度の詳細は以下をご覧ください。

新設住宅着工戸数の見通し(2021・22年度) ~21年度、22年度ともに20年度から緩やかな増加が続くと予想~ | 奥脇 健史 | 第一生命経済研究所 (dlri.co.jp)

 

中でも住宅ローン控除は非常に大きいです。ざっくり言うとローン残高の1%が還付される制度になります。(但し上限は年40万まで)

住宅ローン控除(減税)の図解解説と減税額早見表2021-計算方法をわかりやすくシミュレーションで解説 (sumai-fun.com)

しかもこれは税額控除になるので、恩恵はとてつもなく大きいです。サラリーマン最強の節税方法ではないかと思います。

どの銀行を選ぶべきか

銀行の選択方法は色々あると思いますが大きく分けて3点あります。

  1. 住宅販売会社からの紹介
  2. ネット銀行
  3. 給与振込で使っている銀行

①については住宅販売会社が必ず提携している銀行が何行かあり、その中から紹介をもらうケース。

②はレート最安のネット銀行経由

③は自分の給与振込など、既に口座を持っていて付き合いがある銀行。

大きく分けてこの3つ目が多いと思います。でも果たしてどれがいいのか?

自分は3つそれぞれ相見積もりを取りました。結論、①の銀行で決めました。

②の方がほんの少しだけレートが安かったのですが、住宅会社の顔を立てるのと、地元銀行だったので支店もあり手続きが分かりやすかった為です。

②のネット銀行は、行政書士と連絡を取ったり(購入する不動産の登記手続きの為)と自分で手を動かす事も必要で面倒だった為辞めました。

①は不動産会社が銀行、行政書士を手配してくれた為、自分は銀行に行くだけでよく楽ちんでした。普段仕事をしている方は大きく金利が変わらないのであれば、こちらをお勧めします。

固定金利か変動金利か

固定金利は名前の通り、契約期間中借入金利が一定で変動がない借入条件になります。CMでもやっているフラット35等が有名ですね。

一方、変動金利は市場の情勢により金利が変動する可能性があります。

一般的には変動金利の方が固定金利よりも金利が安いです。僕の場合は固定金利よりも1%近く安かったです。

どちらがいいかは一概に言えず考え方次第だと思います。僕の考えとしては現在の超低金利が続いている状況で急に金利を引き上げたら、住宅ローンを返済できない人が大量に発生し経済が大パニックになる為、政府はすぐには大幅な金利引上げはあり得ないと判断し、金利の安い変動金利にしました。

万が一、金利が引き上げられたら一括返済できる金額の価格の家だった事も変動金利を選んだ理由の一つになります。

住宅ローンの借入可能額は年収の7~10倍と言われています。年収500万円の方だと最大5,000万円まで借入可能という事。ここまで借りていいかどうかの目安が分からない方も多いと思います。

1つ言えることは無理して高額な住宅の購入・ローンを組まないのが賢明という事です。ボーナス返済もつけられている人もいますが、今のご時世何が起こるか分からない時代。ボーナスが出ない事も想定に入れ、無理のない範囲でローンを組みましょう。

ちなみに僕は年間のローン支払金額は年収の2割以下です。(勿論ボーナス支払い無し)

それだけ物件購入の金額には拘りました。(高すぎない物件を買う)

 

現金で一括購入かローン購入か

現金で購入すれば無駄な金利を払わなくてもいいし、借金という重荷を背負わず精神的にも楽という理由から現金で購入される方も一定数いらっしゃいます。

僕はローンでの購入を決めました。その理由は以下のとおり。

  1. 住宅ローン控除が利用できる事
  2. 団体信用生命保険に加入できる事
  3. 超低金利で借入れ出来る
  4. 自由に使える現金が手元に残る

①は上記で述べた通り、非常にお得な制度なので使わないと損!と思ったからです。税金面の節税が殆どできないサラリーマンにとっては非常にありがたい制度です。

②は万が一僕の身に何かあった場合でも、保険により残ローンがカバーされ、残された家族に負担を掛けなくて済む為です。団体信用生命保険(通称、団信)は住宅ローンを組む際に加入必要な保険です。

団体信用生命保険について知りたい|ライフイベントから見る生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター (jili.or.jp)

③と④はセットですが借入により手元に現金が残るので、自由に使えるお金は資産運用に働いてもらい、金利支払の負担部分を賄ってもらう作戦を考えた為です。

 

住宅購入のこれらの優遇制度は政府が住宅購入を斡旋し日本経済を盛り上げる為の制度なので、非常にお得に制度設計が出来ています。使える権利はどんどん行使していきます!(笑)

依存し過ぎない生き方 依存の怖さと適量の大切さ – みるきぃ 身近な投資のおはなし (milky-happylife.com)

まとめ

住宅購入における制度は非常に充実していて、購入者にお得なものがとても多いです。

ただ人生で一番大きな買い物の一つであるにも関わらず、あまり考えずに勢いで購入してしまう人、上手なセールストークに乗せられるがままに購入してしまう人が多いとも思います。

特に身の丈以上に高い物件を購入し、高額ローンを組むことになり、借金返済の為にその後の人生の大半を過ごす事なっては、せっかくのマイホーム、家族との生活も心の底から楽しんで過ごす事も出来ません。

購入前に思慮深く、制度を理解し、今後のマネープランも検討した上で慎重に購入される事を強くお勧めします。

僕自身は前のブログにも書いた通り、自宅の購入は前向きではありませんでしたが、今では家族の幸せな顔を見る機会が増えたので購入してよかったと思うようになりました。

皆さんの参考になれば幸いです。

ABOUT ME
みるきぃ
東証1部企業に勤めるサラリーマン。 倹約が得意でコツコツ資金を増やしアッパーマス層に突入。 自身の経験を活かし、経済やお金の情報、お役立ち情報などを発信しています。 FP2級保有。米国・英国への留学経験あり。5年程中国・台湾で仕事もしていました。